柳川や名護屋城など、バイクで歴史の面影を追いかけている私ですが、実は毎月欠かさず参拝に訪れる場所があります。佐賀県伊万里市にひっそりと佇む、白山(はくさん)神社です。
少し背筋を伸ばして向かうこの場所には、教科書には載っていない温かい歴史が流れています。
📜 松浦党の魂が宿る、平安からの地
この神社の歴史は非常に古く、長久2年(1041年)にまで遡ります。
源氏の血を引くと言われている松浦党の松浦久(源久)が、この地に勧請したのが始まりとされています。
松浦党といえば、かつてこの一帯を治めた水軍の雄。その祖が祈りを捧げた場所だと思うと、境内の静寂にも武士たちの力強い息吹が混じっているような気がして、歴史好きとしてはたまらないものがあります。
| 項目 | 内容 |
| 御祭神 | 白山比咩神(しらやまひめのかみ) ※別名:菊理媛神(くくりひめのみこと) |
| 御利益 | 縁結び、和合、厄除け |
| 創建 | 長久2年(1041年)松浦党の祖・松浦久による勧請 |
| 所在地 | 佐賀県伊万里市南波多町井手野2927番地 |
🔮 占い師が繋いだ「唯一の正解」
そもそも、なぜ私がここを知ったのか。きっかけは少し意外なものでした。
先輩から紹介された占い師に一万円を払い、あれこれと人生相談をした時のことです。占いのアドバイス自体は……正直に言って「全滅」でした(笑)。しかし、その中で唯一「白山神社とは縁があるから、ぜひ行ってみて」と言われたことだけが、今でも鮮明に心に残っています。
実際に行ってみると、驚くほど心が落ち着く。占いの当落はどうあれ、この場所を教えてくれたことだけは、今でも心から感謝しています。






⛩️ 宮司さんと語る、歴史の生きた記録
白山神社の魅力は、その空気感だけではありません。宮司さんが本当に素晴らしい方なのです。
お忙しくない時には、私のとりとめのない話にいつも付き合ってくださいます。
先々代の宮司さんから伝わる戦時中の切実な体験談や、唐津藩から届いたという古い書類の物語。時には、私の大好物である「くだらないオカルト話」にまで笑顔で付き合ってくださることもあります(若輩者の私にいつも丁寧に対応していただき、本当に頭が下がる思いです)。
こうした「人」との交流があるからこそ、私にとってこの神社は単なる史跡ではなく、血の通った大切な場所になっています。

💡 店主・小野の独り言:パワースポットの正体
最近はどこもかしこも「パワースポット」と呼ばれて賑わっていますが、私はこう思います。
「訪れた瞬間に、ふっと心が安らぎ、居心地がいいと感じる場所」
それこそが、その人にとっての真のパワースポットではないでしょうか。
「菊理媛(くくりひめ)」の名にある「くくり」とは、バラバラなものを括り、まとめるという意味。人と人、人と歴史、そして自分自身と向き合う時間。日本意匠製作所のモノづくりも、そんな「結び」を大切にしていきたいと考えています。