私はこれまで、あまり写真を撮ってきませんでした。 理由はシンプルで、「忘れてた」からです。
自分の目で見て、その場の空気を感じることに夢中になりすぎて、気がつくと一枚も撮らずに史跡を後にしていることもしばしば。 途中で「あ、撮ってない!」と慌ててスマホを取り出すので、私の写真はいつもどこか「途中経過」が抜けています。
しかし、SNSで活動を始め、ショップの魅力を発信することになり、ついに重い腰(とカメラ)を上げる決意をしました。
iPhone 12の限界と「寝かせていた相棒」
これまではiPhone 12だけで済ませてきました。 手軽でいいのですが、SNSにアップしてみると、どうにも写真がボケてしまう。 寄ればいいものを、ついズームで済ませていたのがいけなかったようです。(撮影技術とセンスについては、一旦横に置いておいてください笑)
そこで思い出したのが、数年前に「新しく買ったから」と兄から譲り受けたCanon EOS 60D。 約6年も眠らせていた相棒を引っ張り出してみたのですが……ダイヤルやボタンの多さに愕然。シーンに合わせた設定なんて、今の私にできるわけがありません。
とりあえず「オート」で部屋を撮ってみると、フラッシュが「パカリ」。 ……これではいけません。資料館などの撮影可能エリアは、基本的にフラッシュ厳禁。そこで次なる手段、父が持っているCanon EOS 5D Mark IIIを借りることにしました。

デジタル一眼の進化に驚愕
父が買った当時は最新鋭だったはずの5D Mark III。 ところがCanonのホームページを覗いてみると、今は「Rシリーズ」なるミラーレスが主流で、だいぶ型落ちになっていると知り驚きました。中古市場の価格を見てさらに驚愕……時代の流れは速いものです。
とはいえ、内蔵フラッシュがない5D Mark IIIなら、館内でうっかりフラッシュを焚く心配もありません。操作は不安ですが、当面はこの「名機」を私の相棒に決定しました!

パニアケースに夢を詰め込んで
今一番の心配は、バイクのパニアケースに入れて走っても壊れないか、ということです。 精密機械にとって、ツーリングの振動は天敵。しっかりと対策をして、まずはどこかへ走りに行ってみようと思います。
もし史跡巡り中に、「5D Mark IIIを構えてイキっている男」を見かけたら、それは私です。 構えは一人前ですが、設定は「オート」ですので、どうか温かい目で見守ってください。